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腰痛 ひざ痛 肩こり 関節痛 に参加中!

よく腰痛になった方が整形外科で「腹筋背筋が弱ってるから、鍛えなさい」と言われる事があります。
しかし、腰痛になったことがある人なら解りますが、痛くて筋トレ系の運動はできないと思います。
また、腰や肩を痛めてる方が少しでも楽になるだろうと、ヨガ教室に1日体験して、翌日筋肉痛になる。なんて事もあります。


なぜヨガのようにゆっくりした動作なのに筋肉痛になるのか?

それは【イラスト1】の筋肉の縮めようとする力(仮にA・Bとする)の差が関節を曲げたり伸ばしたりする事になるからです。

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↑【イラスト1】

例えばヨガになれた方なら。。。
A=2の力 B=1の力で【A-B=1】のゆっくりした動作でAの側へ曲げていきます。
A=1の力 B=2の力の場合、【A-B=-1】で関節はゆっくり伸びていきます。
素早く動かすならA=10の力 B=0の力【A-B=10】で素早い動きが出来ます。


しかし、慣れてない方、普段から『力み』やすい方は。。。
A=10 B=9でA-B=1とこれでも見た目はゆっくりした動作に見えますが、大した動いてないのに汗だくになるなんて事になります。
これでは『筋トレ系』になってしまい、筋肉の疲労が起きてしまい腰痛の改善にはなりません。

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↑【イラスト2】

また、普段から『力み』のある方は、【イラスト2】のようにただ普通にしててもA=10の力 B=10の力 【A-B=0】となり何もしてないのに筋肉が疲労を起こしてしまうのです。
※10の部分が5でも3になっても何も動いていない事には変わりが無いが、筋肉の疲労度合いは違う。



当院では『筋トレ系』の運動では無く、『ストレッチ系』の運動をお勧めします。【ストレッチ系】の運動をする事で全身にくまなく血流を促し、無意識で入れてる無駄な
『力み』を和らげ、筋肉をほぐします。
特に『内臓のコリ』を改善していきますから、自律神経系を正常に整えます。

ポイントは『ストレッチ』『他動運動』『ポンピング』『腹式深呼吸』


1.『ストレッチ』

日常生活での運動不足や無意識で入れてる無駄な『力み』や寝てるときの不自然な姿勢などで、筋肉は知らず知らず凝っていきます。
その筋肉をほぐす(血流を促す)のには、ストレッチが大変重要です。
先にも書きましたが、『筋トレ系』では筋肉の強張りは改善されません。
虫歯になってしまってから、いくら歯磨きをしたところで虫歯が治らない。と同じ理屈で
す。
筋トレは健康になってから健康維持の為に行ってください。
まずは、ストレッチで全身の筋肉・血流の不具合を改善していきましょう。
もちろん、日ごろから固い身体を軟らかくしていく事にも有効です。


2.『他動運動』

例えば、膝が痛む場合、膝の周りの筋肉やその他軟部組織が固くなっています。浮腫んだり、膝に水が溜まっている場合もあるでしょう。
そのような状態で膝関節に負荷を掛けてはいけません。
負荷を極力掛けないように、足が付かない程度の高さのイスに座り、振り子のように遠心
力を使い、前後に膝をブラブラさせて曲げ伸ばしをしていきます。
段々、触れる範囲が拡がり、痛みが緩和されたら、少しずつ負荷を掛けていきます。
ポイントは痛む部分の筋肉を使わない『他動運動』をする事が重要です。


3.『ポンピング』

先ほどもヨガの例で説明したように、ゆっくりジンワリと、更に一番ストレッチされた状態で長時間保つようなストレッチでは、血流を促す。と言う観点からは効果が少ないです

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↑【手押しポンプ】

例えば、井戸から水を汲み上げる手押しポンプをイメージしてください。
水を勢いよく汲み上げるには、『ゆっくり大きくレバーを上下』させるより、『ちょこち
ょこ素早くレバーを上下』させたほうが効果的ですよね。
人間の体内に流れてる体液(血液やリンパ液)を全身に流すには、やはり素早く動かした
ほうが良いのです。
ただし、曲げるときも伸ばすときも筋力を使うのではなく、「極力少ない力で曲げ、伸ば
すときは筋力を開放する」ように筋力を「0」を心がけて脱力します。
必ず「曲げ伸ばし」を1セットとし、伸ばす事を意識してください。


4.『腹式深呼吸』

体内の血液を流れを作っているのは心臓のポンプの役割ですが、それ以外にも全身に新鮮な酸素を供給し、老廃物を受け取った血液を心臓まで戻すには、一部『関節の曲げ伸ばし』も役割を行っています。
更に血流を促すには、『腹式深呼吸』が有効です。

体内に流れる限られた体液をいかに素早く流れるようにするには、横隔膜を大きく動かす『腹式深呼吸』が重要で、特に内臓の血流を促してくれます

『無駄な力み』(内臓のコリ)の改善に最も有効な手段と言えます。

以上の4つのポイントに留意した体操を次回以降説明していきたいと思います。



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