ブログネタ
熱中症 に参加中!
先日、自分が熱中症なり健康産業に携わる人間として恥ずかしい思いをしました。そのことを踏まえて今回は今盛んに問題にしている「室内での熱中症」に関して考察してみました。
その前に熱中症とは。。。
■概要
 暑熱環境において生じる身体の 適応障害を熱中症(暑熱障害)といいます。地球温暖化に都市部でのヒートアイランド現象が加わって、その発生の増加が社会的注目を集めています。従来、学校スポーツにおける死亡事故が問題となり、スポーツ医学において最も取り上げられてきましたが、最近の統計により、労働災害としての熱中症、あるいは高齢者での熱中症発生が多いことが認識されています。重症型熱中症は30%以上の死亡率です。
■症状
1)熱中症の病態生理
 人間の体温は視床下部にある体温の中枢によって一定に保たれるようにコントロールされていますが、高温・多湿の環境の中で水分の補給を行わず、長時間活動を続けると体温の上昇と脱水・循環不全を生じます。重症型では脳神経の障害、肝臓・腎臓等内臓の障害、血液 凝固機能の障害、筋肉の融解が起こります。これは死亡率の高い極めて危険な病態です。
2)熱中症I~III度分類による早期発見・早期治療
 早期発見・早期治療のためには熱中症の分類とその症状・救急処置を熟知しておく必要があります。I~III度の症状は次の通りです。
I度(軽症)
 こむら返り(ふくらはぎや足の裏の筋肉などが突然けいれんを起こし、強い痛みを伴うこと)、または立ちくらみだけ
II度(中等症)
 強い疲労感、めまい、頭痛、嘔気(おうき)、嘔吐(おうと)、下痢、体温の軽度上昇の組み合わせ
 ※注意:こむら返り・立ちくらみ+II度の症状の症例はI度ではなく、II度とします。
III度(重症)
 38℃以上(腋窩〈えきか:腋の下〉で)の高熱+脳神経症状(意識消失・ せん妄状態・小脳症状・けいれん)+II度の症状
出典:「家庭のドクター 標準治療 最新版」(発行:日本医療企画 - 総監修:寺下医学事務所
このような症状になったら是非注意し、適切な処置をしましょう。

さて、問題になっている室内での熱中症ですが、発症には温度,湿度,気流,放射熱などの温熱環境因子,性,年齢,既住歴や健康状態などの個体因子,さらには運動,労働,日常生活活動など様々な要因が作用するので一概に「室内温度を○まる度にしないさい。」とは言い切れない事が解りました。
そこで、日本生気象学会が推奨する温度環境指針(WBGT:Wet-bulb globe temperature,湿球黒球温度)をお勧めします。
■日常生活における熱中症予防指針
温度基準(WBGT)
2013081916073391
↑日常生活における熱中症予防指針
2013081912561979
↑WBGT と気温,湿度との関係
上の図のように気温と湿度との関係を中止し、さらに年齢差、日常生活活動、気流、既往歴などの要因を考慮していくべきでしょう。
■年齢・既往歴
例えば、私事ですが、実家で同居してる母親は高齢で体感温度の感度が悪く、循環器系の疾患で普段から部分的な冷えを感じ、少しでも空気が流れると寒いと言います。特にエアコンの冷気にはかなり敏感で弱いです。高齢により活動的ではないので冷気に影響されやすいのです。
eakon
■気流・放射熱
エアコンの温度設定=室温とは限りません。部屋の場所によって温度にムラがあります。また、陽射しや壁や天井から放射される熱で設定温度より高い事が多いですsenpuki

対策としては扇風機で空気を循環させ、実際に自分がいる場所に温度計を設置して、温度を監視することが重要だと言えます。

ondokei
就寝時のエアコンの掛けっぱなしは、体調不良になる場合がありますので、「就寝前に室温を低め(22~25℃)にし一旦切り、タイマーで3時間後に28℃位の設定でON」にすると言った工夫すると思います。私の寝る部屋はここ数日、風が良く入るので、窓を半分開けエアコンを付けずに寝ています。3時くらいに暑くて目が覚めた場合だけエアコンを28℃設定でONにします。その時に、水分補給もします。
WBGTに照らし合わせても夜中暑くて目が覚めるまではそんなに危険度が高くは無い事が解ります。
ここ数年の猛暑は以前の常識が通用しません。まだまだ残暑も厳しいです。WBGTを活用し日頃から室内の温度管理はしっかりしたいものですね。

【関連記事】
まさか自分が○○症になるとは!



◆ 営業時間(完全予約制)

  10:00~22:00(最終受付は21:00まで)
  ご予約の際は1.お名前2.ご希望メニュー3.ご希望日時[出来れば第12希望まで]を電話かメールでお知らせください。施術中お電話に出られないことがあります。留守番電話に
  ●お名前 ●連絡のとれる電話番号 ●簡単な用件 をお入れください。折り返しお電話を差し上げます。
◆予約受付時間  
  お電話の受付時間は8:00~22:00 メールでの受付は24時間承っております。
◆年中無休( 不定休)

整体るーむ:K-flow (せいたいるーむ:けいふろう)

〒144-0052 大田区蒲田5-41-5サウンドプルーフ蒲田アネックス 203号室

Phone 03-6715-8191 Mobile 090-8622-1546

mail info_kflow@ybb.ne.jp 携帯mail taka.taka.0929@softbank.ne.jp