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【出発してから1ヶ月。北海道に渡ってから3週間目に。】
学校生活に馴染めず 高校を1年の1学期で中退した次男。それから引きこもりの生活に突入。来る日も来る日もPCの前で過ごす。かれこれ2年が過ぎた。少しでも外へ連れ出そうと今年正月にロードバイク(自転車)で多摩川サイクリングコースを一緒に走った。
当日は 二子玉川まで往復約25km。ママチャリも乗らなかった次男は25kmでもやっとやっと。でも少しだけロードバイクの楽しさが分かったよう。


その後 中々自転車に付き合えなかったが 次男は自主的に乗っていたようだ。そこで「八王子まで自転車で墓参りに行こうか?100kmちょっとだけど直ぐだよ。」と次男を騙して連れ出した。
海に近い自宅からは何処へ行くのも上り坂。特に八王子は山の方。新しいスマホのナビ機能を試すために 指示通りの進んだらとんでもない激坂に遭遇。「俺、もう帰りた。」と言い出す始末。

「あと数キロでゴールだから。ガンバレ。」と励ましながら(騙しながら)やっとゴールにたどり着いた。ご褒美のステーキを食べ 川崎家の墓にお供えし 手を合わせた。
帰りはいつものルートでアップダウンの連続。坂道の攻略法を教えながら無事に帰宅。100kmを大幅にオーバーしてしまったが 完走した。次男も少しは自信が付いたようだ。


その後 一人で墓参りに行ったり 兄を誘い江ノ島を往復したり とロードバイクにはまったようだ。「パパ。どんなバイクが好き?俺はコルナゴとかが欲しいな。」とロードバイク乗りお決まりの夢を語り始めた。キノコ頭がカッコ悪いと散々貶していた次男が。

変われば変わるものだ。

ロードバイクと言う自由になれるツールを手に入れた次男は 次第に日本一周を夢見るようになった。そして キャリアやテント・寝袋などを購入し 実行の機会を伺っていた。最初はGWに出発するはずが 「アレがないからや今日はやめておくよ。」と「今日は天気が悪いからやめておくよ。」と 行かない理由を見つけては出発を先延ばししていた。
兄や妹は「どうせ北海道になんて行かないんだろう。」と馬鹿にしてた。家に居場所が無くなった次男は 職場に頻繁に遊びに来るようになった。

察した私は夢を語る次男につき合い「俺は最終的には世界一周をして この目で何かを見つけてきたいんだ。」 「もっと早くロードバイクに出会っていたら パパが日本一周したかったよ。羨ましいな。」と。次男はこの時は目を輝かして夢を語れる時間だった。


いよいよその時が来た。友人たちにも宣言して自分を追い詰めてた。出発しないと自分の居場所が無い。6月最終日 梅雨明けもしないまま 次男は私の住んでいる実家に立ち寄り東京を後にした。
出発したらそう簡単には戻れないので埼玉に住んでいる祖父の家で顔を見に立ち寄った。
その後 新潟まで出て日本海側を北上し フェリーで北海道に上陸した。時計回りに北海道のなぞる様に進んでいった。

家を出発して2~3泊で帰ってきても 次男を褒めてやろうと思っていたが まさか北海道まで行ってしまった次男に父として嬉しく思えた。
日々の経過はLINEやtweeterで分かるので安心できた。が 母や妹はあの次男が独りで進んでる事がすごく心配らしい。
そこで北海道まで次男に会いに行くことにした。


27日の営業を終え 自宅に戻り 準備し予定より遅れて出発した。次男が自転車で頑張ってるので 私もあえて自走で北海道まで行くことにした。
次男の行程に合わせるように LINEで逐一報告し合いながら3日目の29日昼に 道の駅「おとふけ」で再会した。
次男を見つけた時は 嬉しくて思わず手を振ってしまった。次男も両親に会えた事の嬉しさで笑顔になっていた。「随分、日焼けしたな。髪の毛も随分伸びたな。しかし、思ったより元気そうで良かった。」
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↑1ヶ月ぶりに再会した次男
再会の喜びも あまりに汚い次男を見て「どこか温泉にでも行こうか?」と提案。「ちゃんと調べてあるよ。」次男と3人で近くの日帰り温泉に行くことにした。
露天風呂に入りながら今まであった事を聞いてみた。色々ハプニング・苦労があったようだ。さっぱりしたところで 次男のリクエストに応えて ステーキを食べに行った。日々の食費を安く上げるために 炭水化物ばかりで野菜・タンパク質が不足してるので サラダバーを何回もおかわりしてた。
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↑サラダをぱくつく次男
家にいた頃は 少食でまるで女の子のような食生活だったが 今は「ステーキ300gでは足らない」と言う始末。それでも家を出た時より2kgくらい減っていた。
「午前中に100km走って来たのか。だからパパ達を見たときに あんなに嬉しそうな顔をしたんだな。ホントは淋しくてカッ飛んで来たんだろう。」と茶々を入れると すかさず「パパだって俺を見つけた時にメチャメチャ嬉しそうだったよ。」と切り替えされた。
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↑ガッツリステーキを食べた次男
その場で別れるつもりだったが 母親が次男と1泊したいと言う。想定外の事態になった。その場でホテルを探し 帯広に宿を取った。かみさんの配慮で次男と私でツインルール。母親はシングルに泊まった。
頼まれていたシューズ・下着・上着・靴下などを古いものと入れ替えた。シューズは出発早々 誰かに取られてクロックスで走っていたようだ。

かみさんはホテルのコインランドリーで次男のモノを洗濯してた。毎日汗をかいてその日に洗濯し 翌朝生乾きの服を着る。当然匂いが凄いことに。
流石母親。それでも子供の為にせっせと洗濯してた。

その晩、二人で北海道の話をした。
次男は 熊に遭遇したこと。温泉に来たのに次男を見て寿司屋に連れて行ってくれた家族のこと。その恩をいつか他人にも与えるように。と言われたこと。キャンプ場で上手いこと夕飯にありつく方法。など今までの次男からは想像できないサバイバル術を聞かされた。
こうやって色んなに人に支えられながら生きてるんだ。と悟っていた。
私は北海道の人は東京人より 制限速度を守る事。海沿いの道はそれなりに信号があること。ガソリンスタンドが8時で終わてって焦った事。などなど。

「そうだ。疲れているようだから パパが全身メンテナンスしてやるよ。」とベッド上で出来る限りの施術をしてやった。腕は上がらず 脚(特にハムストリング)はパンパンに固くなっていた。そんなに自分を追い込んでいたんだな。次男がこの後も無事に進めるように 丁寧にメンテしてやった。
※翌日 別れれてからLINEで「その時は 何も感じなかったけど メンテの御陰でスゴい速く走れるかも。」と喜んでいた。


ついこの間まで 自転車も乗れなかった次男は 親が想像してるより遥かに早く成長していた。
そして 頼もしく思えた。が相変わらず成長していないことも。毎朝、開いたテントや生活道具などをしまうのに 2時間くらいかけてること。6時に出発るのに4時には起きるそうだ。しかし 毎日自分でやっているので 何も言うまい。長距離ドライブで疲れていた私は次男より早く眠りについた。次男は久しぶりのベッドに 中々寝付けなかったようだ。


翌朝 6時半起きし 8時に出発するはずが 次男の出発準備にやはり2時間近くかかった。
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↑出発準備に時間がかかる
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↑朝食の場所を探しに出発
素泊まりだったので進行方向で朝食出来る店を探す。車なので先に出たが中々見つからない。次男に電話するも通じず そのままお別れかと思った時に 吉野家を見つけた。偶然にも次男をそこを通ってくれたので 朝食を一緒に食べることができた。
私は朝定食・かみさんは塩焼き牛丼・次男は牛丼特盛&キムチのトッピング。「今までなら小か並だったのに 今は朝から特盛楽勝な自分が怖い。」と次男。

次男は まだ咲いていなくて残念な思いをした旭川の方へ。私たちは帰宅すべく東京へ。別れていった。
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↑別れを惜しむ母親
別れたあと 次男からLINEのメッセージで「おつかれ!北海道までご苦労だったね」と自分に自信が着いたのか 照れくさいのか 上から目線でちょっと腹が立つが 他の人に心遣い出来るようになった次男が嬉しかった。
今頃はどこを走ってるのかな。

次男の御陰で思わぬ夏の思い出に。

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