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母親(85才)が心臓疾患で1か月の入院生活から開放され、4月から実家で同居してから6か月。
同居前は認知症もかなり進んでいたが、ここ最近は気持ちがかなり安定しているようだ。
以前なら何か問題が生じると相手のせいにして、かなり攻撃的な発言などしたり、そうかと思うと寝起きはかなりの鬱状態で何もかもめんどくさがる性格でした。もちろん、物忘れは相変わらずです。

しかし、あれほど嫌がっていたディケア・サービスも週4日を楽しみにしてます。
行くと、本人曰く「私って使われやすいのか、色々頼まれるんだよね。」と嬉しそうに話します。簡単な算数計算も日課のうようにやっていて、全問出来ると嬉しいようで必ず見せてくれます。
先日も「○○さんが『私もやりたい』と言って私を先生と言うんだよ。私より出来ない人っているんだね。」と不思議そうに話ます。
習字も月に２回くらい先生(高齢男性)が教えてくれるようで、日に日に上達してる実感があるようで喜んでやってます。カラオケは苦手で手を出してないようですが、貼り絵やその他工作は楽しくやってるようです。顔も穏やかで機嫌が良い日が多くなりました。

↑ドヤ顔で習字を披露

息子である私にも心臓疾患で電磁調理器を使えないのに、カセットコンロで夕飯を用意してくれます。
直火を使うので火事のリスクを感じるのですが、何でもダメダメと言わずやらせる事にしています。万が一火事で怪我や死に至ってもそれで本人は本望だと思います。
先日も母の実家の郷土料理の「焼き餅」を作ってくれました。と言っても焼く工程は私が担当しましたが。

↑母の実家の郷土料理「焼き餅」

心臓疾患も月に２回往診に来てもらってますが、血液検査する度に医師に「ホントは入院したほうが良いんですけど」と怪訝な顔をされます。
私の信条としては「病気で長生きするより、死を迎える直前まで元気に生きていて欲しい。」「死を迎える時は、自宅で迎えさせてやりたい。」そう思ってます。
相変わらず、今日が何月何日何曜日か解らず、用も無いのに冷蔵庫に行き色々物色するし、お金は無くすし、同じ話を何回も聞いてくるし、答えてやってもまた最初から質問するし、僕の帰宅が遅くなると職場に電話してくるし、電話が繋がらないとあちこち聞きまわるし、まるで２歳か３歳児のようですが、私の前では毅然とした母親の顔をします。
その尊厳を尊重しつつ付き合うのは大変ですが、プロじゃ無いでのダメな事をすると思いっきりダメ出しします。
そういう時だけは「年で物忘れが激しいのだから仕方が無いでしょ」とイタズラっぽい笑顔で答えます。

認知症が少しでも喰いとめられて、母親の尊厳を尊重してやれる間はそうしようと思います。ストレス発散はそれなりに出来てるから。

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認知症の母と息子(1)



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一昨日の8月31日で当整体るーむK-flow（けいふろう）も浜松町から移転オープンして丸3か月になりました。
場所がらか浜松町時代のお客様が多くお越し頂き嬉しい驚きでした。逆に新規のお客様が少ない事に予想していたとは言え、厳しいものがあります。
しかし、やるべき事がまだまだ沢山あり、気持ちを新たに挑む所存でいます。これからも皆様のご支援ご鞭撻をよろしくお願いします。

さて、私事ですが、職場を移転した理由の母の事ですが、1か月に及ぶ入院(心臓疾患)から3月末に退院して、実家に親子二人の同居が始まりました。
今年85才になる母親は身体障害1級の重病＆認知症があります。
平日は金曜日を除く毎日、デイケアセンターに通所してます。当初は嫌がっていましたが、今では毎朝高齢の「今日はデイサービスは行かないんだよね。」「イイや。今日か行く日だよ。」が挨拶代わりです。
デイサービスで簡単な計算問題をすると「100点を取った。まだまだ、あんな簡単な問題くらいできるよ。」「隣の私より若い方が『教えて。』と言ってくるんだよ。」と自慢げに話してます。
認知症は進んでいて、今日は何年何月何日何曜日か全くわかりません。その日の予定も聞いては1分後にはまた聞いてくる始末。

特に困るのはお金の管理です。
先日も、「少しはサイフにお金を入れていて欲しい。」と言われたので、二人の目の前でサイフに3千円を入れたのですが、モノの5分後には「早く、お金を頂戴よ。」と怒り出す始末。まるでマジックのような現象です。こちらも笑うしかない。
認知症の特徴の一つにモノが無くなったりするとすぐ相手・第3者のせいにして怒り出す。この時もかなり怒っていましたが、食器戸棚の引き出しから2千円が見つかりました。もちろん、本人がやった事ですが、見つかった安心感からすぐ穏やかになります。
こんな事は日常茶飯事。プロの介護士であれば、最初から最後まで相手を否定せずに受け止めるのでしょうが、血の繋がった親子ではそうもいきません。僕は「全く、ボケボケばあさんには困ったものだ。」と暴言を吐きます。もちろん本気では怒りませんが、言わないとこちらがストレスが溜まります。
しかし、実の母親。育ててくれた恩もあるので出来る範囲で、介護？同居しようと思います。出来る時は毎日、一緒にお洗濯、部屋の掃除などをします。

同居＆通所してから規則正しい生活が出来るせいなのか、決して完璧ではありませんが僕の夕飯の支度をしてくれます。
朝ごはんを作れないのに毎晩「明日の朝は何を食べたい？」と聞いてきます。夜職場に「何時に帰ってくる？」と電話してきます。デイサービスから帰ってくると、無意識に洗濯物を取り込みます。
どんなに認知症が進んでも主婦であり、母親であり続けようと思ってるようです。また、それは生き甲斐になり、認知症の進行を遅らせていると実感します。
あれだけ、攻撃的だった性格が最近、かなり穏やかになってきました。

そして、月に2回くらい通所しない金曜日に職場に治療に来ます。心臓疾患があるので全身をほぐすとかなり心臓が軽くなり、足取りも楽になるようです。

↑気持ち良さそうに施術を受ける母
そして、お昼を食べて帰るのが楽しみになっています。この前は、アロマスクエアの中にあるとんかつ屋さんの「和光」で食事をしました。

↑民芸調の店内

↑僕はあじさいご膳を

↑お肉大好きな母親
心臓疾患のせいなのか食が細くなり２０ｋｇもやせてしまった母親だけどお肉料理は大好きです。美味しそうにお肉を食べる母親を見ると少しでも「元気に生きて欲しい」と願いします。

和幸アロマスクエア蒲田店

住所	大田区蒲田５－３７ アロマスクエア内　１Ｆ
電話番号	03-5713-7755

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【第4弾】食べごたえあるなぁ！


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昨夜は、自分の心に余裕が無かったのか、認知症の母親が私の為に夕食のおかずやデザートを探しに何回も冷蔵庫を開けていた。
夕飯食べ終わってお腹一杯なのに。

あまりに頻繁(１回/３分)に冷蔵庫を開けるので「もう冷蔵庫を開けるな～。食品が腐るだろう。」と大声で怒鳴ってしまった。
しかし、母親は息子の為に何かをしてあげたい母性本能だけで動いてるだけなのに。
それも承知しているのに。。。
母親はショゲていた。プチ自己嫌悪の夜を過ごした。

しかし、切り替えの早い性格の自分と、認知症ですぐに物事を忘れる母親のおかげで
今朝は普通に二人で朝食を摂った。
昨夜のことはもう忘れて先へ進みましょう。





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今日、午前中は実家で同居してる母親と一緒にメガネ店に補聴器のメンテナンスに行った。
母親は介護度4の心臓疾患＆認知症。
しかし、持ち前の気丈(頑固)さで、何でも自分で出来ると言う。
まるで3歳児。

母親の為を思うとなるべく自分で出来る事は自分でやってもらう。死ぬまで元気でいて欲しい。
そんな思いから実家にいるときは食事や洗濯などあれこれやってもらう。

今朝も、朝食をそこそこに終わらせ、二人で洗濯物を干したり、居間＆キッチンの掃除機掛け。
心臓疾患の母は少し作業してはベッドに腰掛けている。
それでも、僕は自分で終わらせず一緒に作業する。

一仕事終わり、二人でお茶を飲む。
ホントは職場に行って色々やらなくてと思うと「手間の掛かる婆だな」と心で思ったり。




メガネ店開店の時間に合わせてバス停にいく。
いつもはシルバーカーを押して歩くが、今日は僕が手を引く。

バス停までほんの2~3分のところだが2~3回立ち止まっては、また歩いていく。
そんな母親の姿を見ながら手をひいてると切なく、僕の腕を頼り切ってる姿は愛しいとさえ思った。
割合で言うと切ない8愛しい2と言うところか。


認知症の人間相手は相当精神的にダメージを喰らう。
認知症の親と無理心中する方の気持ちはよく解る。


しかし、用事を済ませて家でお茶を飲みながら
「全く年寄りは手間がかかるよな。仕事が出来ないじゃないか」と本音をぶつける。
「ごめんね。今日はありがとう」と言ってくれた。





何か今が一番良い親子関係な気がする。
そんな母親なのに息子の先行きを心配してる。
母親を安心させるためにも仕事を早く軌道に乗せないと。。。





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